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第二回 瓦ブログ

第二回の瓦ブログです。

今回はイブシ瓦の産地や作り方の違いをお伝えします。

そもそもイブシ瓦とはですが、日本古来の銀色の瓦です。(お寺なんかによく使われている。)これは産地によって色の白さや黒さ、キメ細かさが違って、屋根の一番上の棟と言われる場所や他の場所も色々なバージョンが作れます。

また年数が経過するにつれて色が黒くなっていき風合いを楽しめるものです。

イブシ瓦は北関東から九州までの太平洋地域を中心に作られてきました。

 

今日はその中でも日本におけるイブシ瓦生産の二大産地の三州瓦と淡路瓦の違いや作り方の違いについてお伝えします。

三州瓦の特徴は、

・粘土の性質から高温(約1100°)で焼けるので、固くて寒い地域にも強い瓦が作れる。

・生産量が多い為、在庫が豊富にある。

・鉄分を多く含む土で作る瓦の為、黒くなりやすい。(経年変化による味わいを楽しめる。)

一方、淡路瓦は、

・はけ土という物を使って瓦を低温(約1000°)で焼く為、光沢があり表面の色つやが冴えている。

・役物瓦(屋根の上や端に使われる瓦)が豊富で様々なバリエーションの屋根が作れる。

また同じイブシ瓦でも作り方にも違いがあります。

トンネル窯と単窯という窯の違いです。

・トンネル窯とはその名のとおり、瓦を積んだ台車が100mくらいのトンネルを通っていくうちに瓦を焼いて、冷ましていく焼き方をする窯です。

この焼き方は各ゾーンによって温度が一定に焼ける為、強い瓦が作れ、大量生産安定型でコストが安くなります。

・単窯とは箱型のコンテナのような形で小ロッドから製造可能な窯です。

 半自動の為、様々な種類の瓦が作れ、色ムラが少ないですが、コストは高くなります。

 このように同じイブシ瓦でも産地や作り方によって、それぞれの特徴があるので、お住いの地域や条件によって使われる瓦も違うんですね。