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第五回 瓦ブログ

建築系運送の温故知新

運送は多種多様である。専業性が強く全ての運送業主が全ての商品を運べるわけではない。

  「餅は餅屋」である。

 特に建築業界の運送は専業に近い運送業者でないとお客様にご迷惑をおかけする気がする。

 私がドライバーをしていた二十数年前は、人力で瓦・材木の荷降しをしていた。(写真1・2・3は当時の荷降し作業)

 昔でいう3Kであった。(きつい・汚い・危険)

 写真を見ていただいて想像していただけるでしょうか。なかなか技術がいるのですよ。時代劇に出てくる魚屋さんが担ぐ桶と棒の道具を使用して肩にのせる。これがコツがいる。慣れない人がすると肩からはずれてしまう。

 瓦は一枚2.5キロ~3.6キロを4×4バランスよく肩にのせて、道板と呼ばれた木板を歩いて降ろす木材も二人一組や一人で肩に担いで納品していた。

 私がドライバーをする前は瓦の結束、材木はプレカットではなく製材であった。

現在の積み下ろしを考えるとすごくキツイことをしていた気がする。

 今は荷積み(写真4)リフトと呼ばれる機械 荷降ろし(写真5)小型移動式クレーンで共に機械である。随分楽になった。

 肉体的には楽になったが知識に関しては、今も昔も同じである。毎日違う搬入地に行き日々変化する現場への臨機応変に対応する。

 小型移動式クレーンも資格、技術は必要である。

 これから先運送業も大きな変化をしていくと思う。慢性的なドライバー不足を解消する為に自動運転、積載量を増す為の運搬方式など。

 世界的にカーボンニュートラルによる、車両エンジンの変化・内燃機からモーター又は、内燃機のまま燃料をかえる。油から水素へ。

 少し話はそれるが、事業用トラックにEVは現実的ではないと個人的には思っている。EV満充電で航続距離1000キロを越えるか充電施設の増設となるが、日本の輸送の90%以上が陸上輸送である。施設の増設は非現実的である。

 また、充電時間の問題もある。水素に関しても問題はあるが私的にはまだ水素のほうが現実味がある気がする。

 温故知新のタイトル通りに書けたでしょうか?

 私は文才も学もない。後半部は持論もあります。読んでいただいたかたの気分を損なわないよう書いたつもりですが、ご無礼などございましたらご容赦くださいますようお願い申し上げます。