【悪徳業者】突然訪問して自身に見えない屋根について指摘してくる業者に注意

屋根に関して近年増加している悪徳業者による詐欺について、注意喚起をさせていただきます。
最近では、テレビのニュースやSNSでも話題になっており社会問題にも発展するほど大きな被害が生まれています。
悪徳業者に関する注意喚起
悪徳業者とは
ある日突然スーツ姿や作業着の人が訪ねてきて「外から見ていて気付きましたが、瓦がズレていますよ。このまま放っておくと雨漏りにつながります!早急に修理が必要です!」と指摘されたら皆様どう感じますか。
「修繕した方がいいの?」「どうしたらいいか分からないから任せていいかな?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
近年、こういった不安を煽る文言を用いてその場で修繕契約を結ばせ高額費用を請求する、という悪徳業者が増えています。
訪問業者や飛び込み業者といったワードを聞いたことがありますでしょうか。
文字通りお宅に直接訪問してくる業者を指しますが、悪徳業者であることも多いので注意しましょう。
特に築年数の経過した戸建てに住む高齢者が狙われるケースが非常に多いです。
悪徳業者がよく使う手口
悪徳業者がよく使う指摘には、以下のようなものが挙げられます。
・瓦が割れている
・瓦が外れている
・漆喰が剥がれている
・釘が浮いている
・棟がズレている
こういった指摘をして、放っておくと雨漏りや取り返しがつかなくなると不安を煽るのです。
そしておそらく「しっかり確認したいので屋根に登らせてほしい」と依頼されるはずです。
最終的には、当日契約限定値引きの提示とともにその場での修繕契約を勧めてくることでしょう。
指摘された時に気を付けること
訪問業者が来て問題点を指摘されたとしても、素人がその場で指摘の真偽を確認することはできません。
まずは落ち着いて、以下の3点に気を付けてください。
屋根に登らせない
特に悪質な業者の場合、屋根に登り故意に瓦をズラしたり瓦を割ったりすることがあります。
屋根の上では何をしているか分からないため、登る許可を求められても断りましょう。
当日契約をしない
仮に当日契約で大幅な値引きがあったとしても、その場で契約してはいけません。
一度業者には帰ってもらい、可能であれば調べてご家族など周囲の方に相談してみてください。
信頼できる他の業者に見てもらう
ご家族だけでなく、信頼できる業者にもぜひ相談してみてください。
地元で実績のある「屋根屋さん」「瓦屋さん」に相談して、訪問してきた業者と比較してみることが大切です。
もし本当に修繕の必要があったとしても、見積金額に大幅な差があった場合訪問してきた業者は悪徳業者であった可能性が高いです。
まとめ
訪問業者のすべてが悪徳業者とは言わないものの、基本的には優良な業者は訪問営業を行いません。
突然業者が訪問してきた場合は、安易に信用せずまずは疑ってください。
もし悪徳業者と契約してしまった場合は、8日以内であればクーリングオフが可能です。
クーリングオフを断られたりあまりにも深刻な被害にあった場合は、「消費者ホットライン(188)」や「住まいるダイヤル(0570-016-100)」に相談してみてください。
日本屋根外装工事協会とは
私たち「日本屋根外装工事」協会(以下RWTA)は、屋根全般及び外装に関わる工事業者の会員組織であり、全国を3支部に分け東日本支部(東北・関東地方)、中部支部(東海地方)、西日本支部(関西・中国・四国・九州地方)の団体です。私たち「RWTA」の経験と知識やノウハウを活かし、お客様の安心・安全のための家づくり、環境づくりを行っていきたいと思っています。
「日本屋根外装工事協会」は全国の大手屋根工事業者が会員となり、広く屋根全般並びに外装に関わるテーマを対象として、業界の発展と一般の方々へのメッセージとして、長寿命で質の高い住生活を実現するための様々な事業発展活動をしています。
さらに「長期優良住宅の普及の促進に関わる法律(2008年)12月5日施工」や「住宅瑕疵担保履行法(2009年10月1日施工)」も整備され「良質で長持ちする住宅のストック」を増やすことを目指しています。これらの法整備に対応し、目的を達成するためには、良い工法を採用し、新しい施工方法を開発し、設計者・施工者などの品質確保だけではなく、建築主お施主様にも情報提供していきます。
一軒の住宅のうちで最も要求性能の多いところである屋根・外装は、雨、雪、寒さ、騒音、火、夏の暑さ(熱)から住宅を保護しなければなりません。
今後も屋根・外装の果たす役割は極めて重要で、これまでのように台風・地震・空き巣等の外的要因から建物を守るだけではなく、3Rの展開や太陽光発電・屋上緑化等による環境への配慮とその裾野を広げております。そして今日に至っては、「家並」「街並」といった景観をも視野に入れて考えていかなければならない長期住宅時代がやってまいりました。

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- 【悪徳業者】突然訪問して自身に見えない屋根について指摘してくる業者に注意