1. HOME
  2. ブログ
  3. 第六回瓦ブログ

第六回瓦ブログ

かわら

みなさんは、屋根の『かわら』と漢字で書けますか?

建築業界の一部の方しか、書いた事も無い人の方が多いのではないでしょうか?

正解は 瓦 です。難しい漢字ですよね。語源は諸説ありますが、粘土をこねて焼いた土器の象形から土器を意味する瓦という漢字が成り立ったみたいです。 

訪問販売をしている悪徳リフォーム屋さんでも、「瓦」が書けずに「互」という字を間違って使っています。(笑)

 では、その瓦の歴史はと言うと、紀元前900年から800年頃の中国の周の時代には使われていたと、とてつもない歴史があります。日本に伝来したのは588年、百済から「瓦博士」が渡来し奈良の飛鳥寺を建てたと日本書紀に記録されています。

 それから主に寺院や城郭に使われていました。庶民に普及し始めたのは江戸時代になってからですが、それでも高価なものとして扱われていたようです。密集した町屋の中で火災が起きることもしばしば、しかし瓦は延焼をくい止める役割もあり、重宝されてきました。

このようにいい事ばかりの瓦なので、新築やリフォームをお考えの際には、屋根の事を考えてみてください。

 暗い話題が多い世の中ですが、下を向いていてもいい事はありません。前を向いて、上を向いて行きましょう。上を向いてみれば青空に映える屋根瓦がたくさんあります。その時に少しでも瓦の事を考えてもらえればとても嬉しいです!!